サーバーへのコンテンツのアップロード・ログファイルのダウンロードなどを行うためのファイル転送方式として、FTP・WebDAVの2種類をサポートしています。
FTPを使えるアカウントはサイト管理者(admin)・Web特権ユーザー・Webユーザー・AnonymousFTPです。メールユーザーはFTPを使うことができません。
SSL/TLSの暗号化通信に対応しています。暗号化通信に対応しているFTPソフトで適切な設定を行うと
通信内容を暗号化することができるため、より安全にファイル転送を行うことができます。
暗号化の方式はExplicit方式※1に対応しています。Implicit方式※2には対応していません。
なお、通信の暗号化のみを目的とした機能となりますので証明書は弊社にてセルフサインにより作成したものを使用しております。
お客さまが証明書をご用意される必要はございません。また、お客さま独自の証明書に入れ替えることもできません。
※1暗号化されていない状態で通常のFTP接続を開始した後、クライアントからの要求により暗号化されたFTPセッションを開始する方式。
※2セッション開始時から暗号化されたFTP接続を行う方式。
WebDAVを使えるアカウントはサイト管理者(admin)およびWeb特権ユーザーです。 WebDAVを使用して /home ディレクトリへのファ イルアップロード・ダウンロードを行うことができます。/home 以外のディレクトリへアクセスすることはできません。
アカウント1つずつに対して容量制限を設けることが出来ます。容量制限はサイトマネージャーで設定します。
サイト管理者(admin)の設定はサイトマネージャーの、「サイト管理」→「adminアカウント管理」→「使用容量の制限」から行ってください。
Webユーザーの設定はサイトマネージャーの、「Web&FTP管理」→「Webユーザ管理」→「Webユーザの登録・変更」から行ってください。
サイトマネージャー・WebマネージャーからFTPアクセス制限を行うことができます。アクセス元のIPアドレスによる制限を行うことができます
アクセス制限の設定を行うと制限をかけたディレクトリに「.ftpaccess」ファイルが作成されますが、このファイルは削除・変更しないでください。正常に動作しなくなる可能性があります。
匿名でファイルのダウンロードが行えるAnonymousFTP機能を利用できます。デフォルトではAnonymousFTP機能はOFF(無効)に設定されていますので、 使用する場合は管理ツールのサイトマネージャーでONに設定する必要があります。
AnonymousFTPの設定はサイトマネージャーの、「Web&FTP管理」→「AnonymousFTP」→「AnonymousFTP ON-OFF」から行ってください。
AnonymousFTPでダウンロード出来るファイルは、/anonymousディレクトリに置かれているファイルです。 /anonymousディレクトリへのファイルのアップロー ドはサイト管理者(admin)またはWeb特権ユーザーだけが行えるようになっています。 /anonymousディレクトリ内にサブディレクトリを作成し、その中にファイルを設置することも可能です。
AnonymousFTPのアカウント名は anonymous です。このアカウント名を使用してサーバーにFTP接続すると/anonymousディレクトリに置かれているファイルをダウン ロードすることができます。AnonymousFTPでファイルのアップロードや削除・ファイル名の変更などを 行うことはできません。
お客さまのディスク領域に設置できるディレクトリ数・ファイル数にはあらかじめ制限を設けさせて頂いております。
制限に該当した場合、ご使用のFTPソフトによりますが、次のようなエラーメッセージが表示されます。
※ 具体的な数に関しては非公開となります。ご了承下さい。